林野 宏
勝つ人の考え方 負ける人の考え方

林野宏さんの著「勝つ人の考え方 負ける人の考え方」で著者は、マーケティングとは「時間」「空間」「人」の三つの関係をたどり、未来を構想することだと考えておられる。

「時間」の具体的な例として、さびれてしまった商店街を挙げておられます。

つまり変化にはすべて、プロセスがあり歴史的観点から捉えれば、その変化は「一つの企業なり業態、物、サービスなどが時代の流れとともにその使命を終え、新しいものに生まれ変わる」ことだそうです。

ですから、さびれてしまった商店街は、景気が悪くなったのが原因とか、大きなスーパーやコンビニに淘汰されたわけでなく、その使命を終えたのがさびれてしまった原因なのだ。

いつまでも過去の栄光にしがみつかず、歴史的視点から自分の商売を見て、自ら時代に適応できるよう変化を求めて決断することが重要ですと書かれている。

つまり、幕末の江戸幕府のように未来を構想して時代に適応するのでなく過去の栄光にしがみついている時代遅れの企業は今の時代にも多々あります。アーメン。