私もライブドアの株主だが、ホリエモンが総会で泣いたらしい。がっかりである。もちろん役員退任要求に対して情けないからの涙であろうが、株主として、総会で泣く社長はいらない。儲かっているのに配当要求も泣いてごまかすような社長はいらない。ライブドアは儲かっているのに無配当である。

同じIT企業でも、インデックスの小川社長は、女性だが総会で絶対に泣いたりしない。ライブドアほど

儲かっていないけれど配当はするし、株主の利益を考えた立派な企業である。たしかにライブドアには信者と呼ばれる無知な株主は多いが、未来を考えるとインデックスのような立派な企業が長い目で見ると勝ち残る気がする。

耐震強度偽装事件で国土交通省が設けた緊急調査委員会は26日、建築確認で姉歯秀次元建築士の偽装を見逃したイーホームズ、日本ERIの検査機関2社と2自治体の計4者を呼び、事情を聴いた。4者はいずれも「現行制度では構造計算書の偽造を見つけるのは難しい」と述べた。

  なぜ偽装を見抜けなかったのかという委員の質問に対しては「偽装を見抜くには現在の何倍ものコストが必要だ」、「建築確認は構造計算書と図面の整合性を見るもので、十分な耐震性があるかどうかを見るものではない」などと述べ、自らの過失は大きくないという主張を繰り返した。彼らの責任逃れの論理を聞いていると、被害者はまるでパクリ屋に引っかかったカモのようなものである。誰が悪いのかと問い詰めても、誰も責任を取る気が無い。時間を稼ぎ、倒産したり夜逃げをしたりの繰り返しで補償をするつもりは毛頭ない。

ソウル大の黄禹錫教授の論文が、ねつ造だったと発表されたことで、黄教授の研究を国家プロジェクトとして全面支援してきた盧武鉉大統領が窮地に立たされている。ES細胞の研究が進めば再生医療前進はもちろんだが、不老長寿に一歩近づく画期的研究だけに残念だが、ねつ造は許せないことだ。

耐震強度偽装問題では「シャブコン」が使われた可能性が指摘されているが、「シャブコン」の問題は今回の木村建設以外にも格安マンションでクラックが酷い所など疑わしいところがある。ねつ造で造られたマンションが、大地震で多数の死傷者をだす可能性があるのだが、耐震強度偽装問題で小泉首相は窮地に立たされていないせいか、責任者としての危機感がないようだ。

最近小学生の殺人事件が多い、未遂も多い。どうもマスコミの報道にも原因があるらしい。

マスコミ の刺激的ニュース が原因で、愉快犯達を喜ばせ、さらに新たな模倣愉快犯を生むことになるという報道になっていないだろうか。

マスコミの商業主義の犠牲で多くの小学生たちが危険な目に会い、殺されてゆく。愉快犯達にとってマスコミに報道されるのは、英雄になるような気分なのだ。

マスコミの報道は、被害者への配慮に欠けている場合が多い。自社の報道優先で、被害者の悲しみに対する労りがかけている。

どうして被害者の写真を掲載するのか。被害者の個人情報及び家庭環境などを報道する必要が有るのだろうか。愉快犯達を喜ばさない報道をして、小学生の殺人事件を繰り返さないようにするべきである。

耐震強度偽装事件で、東京地裁に開発会社「ヒューザー」の破産申し立てを行う方針を固めたマンション住民らが21日、都庁で記者会見し、「ヒューザーの資産を保全する必要がある」などと、申し立てを決めた理由を語った。

  八住庸平・グランドステージ住吉対策委員長は「先週、ヒューザーの小嶋社長と会った際、1か月前に約30億円としていた会社の預貯金が、『今は5000万円を割り込んでいる』と明かされた」として、「ヒューザーは実質的に破たんしている。早期に資金流出を止め、資産を保全する必要がある」と説明。同社がこれまで住民側に示してきた補償案に関しては、「実現の可能性が乏しく、信用できない」と語っておられる。気の毒だが、資産は思ったほどないと思う。中小企業の社長は見栄を張って派手な生活をしているが、実態は火の車というのが多い。背伸びして伸びていけば良いが躓くと脆い。「ヒューザー」と政界の繋がりも言われているが、マンション住民への補償は公平におこなわなければ成らない。

マンションなどの耐震強度偽装事件で、警視庁と千葉、神奈川両県警の合同捜査本部が20日に実施した建築基準法違反容疑での家宅捜索は、遅すぎたのではないだろうか。

誰がこんなにゆっくりした捜査に証拠隠滅をはからないで、おとなしく待っているだろうか。

シュレーダーにかけて、ゴミにしているのではないだろうか。

犯人に充分な時間を与えて、捜査できるのだろうか。

松下電器産業は、一酸化炭素中毒事故で回収、修理の対象となった石油温風機約15万台のうち、半数近い約6万8000台の持ち主が今も特定できていない。どうして毎日、テレビCMなどを使って危険性の周知を続けているのに回収できないのか。
今まで新製品を売ることに一生懸命で、アフターサービスに力を入れていないから、こういう結果になる。古い製品はどうでもいいから、顧客名簿もない。故障しても修理するより、新製品を買ったほうが得ですよという営業のとがめだ。

松下電器産業のテレビCMは聞き苦しい。

販売戦略を見直さないと同じことではないのか。お客様が使い続ける限り、製品の補修はしますぐらいの責任ある会社でないと。

木村建設の資料で、姉歯秀次・元1級建築士以前の物件でも不正が行なわれてきたことから、国会の証言に関しては姉歯氏の方が正しいようである。この人は責任感が欠如していたのが問題で、いいなりになって不正に加担していたようである。本当に悪いのは木村建設の方で、姉歯氏に責任を被せて逃れようとしている。

特に木村社長は、惚けたふりをして責任逃れを図っているが、捜査をまたずに本当のことを語るべきである。地震はいつ起こるか分からない。お年寄りや子供の安全のことを考えて真実を公表すべきである。

不正が行なわれた物件と、誰に指導されて不正を考えたのか。

昨日の耐震強度偽装問題で思ったのだが、誰も本当の責任を感じていないということだ。特に悪い奴ほど自己正当化に一生懸命で、自分も被害者であるというような勘違いしている人がいる。

本当の被害者とは、長年働いて積み立てたお金で余生を過ごそうと購入された高齢者達であろう。こういう被害者に対して、加害者である役所の態度は昨日の証人達と基本的に考え方は同じだ。

被害者を慮って配慮する気持ちにかけている。足の悪い高齢者にエレベーターもない公営住宅を提供するとはどういう神経であろう。役所の態度は、これらの被害者のことを新しいお客さんぐらいにしか思っていない。だから抽選に高齢者も参加させたり家賃をむしり取ろうとしている。もう少し頭を使って被害者救済を考えたらどうであろうか。長年働いてくれた高齢者達のおかげで、たいした仕事もせずに給与がもらえて、沢山の退職金も貰っているのだがら、泥棒でないなら少しは頭を使え。

今日の証人喚問で姉歯秀次・元1級建築士は生活苦から偽造したと証言している。つまり自分の生活を守るため多くの人を犠牲にしたということだ。また民間確認検査機関のずさんな検査については「プロなら簡単に見抜ける」と証言している。

イーホームズの藤田東吾社長は、本日もTV番組で被害住民の前で「制度に問題があった」と述べ、自社の責任に関しては深く反省している気配がない。

耐震強度偽装問題で、黒幕といわれている経営コンサルタント、総合経営研究所の内河健所長も今回は証人喚問に応じた。内河所長は、構造計算書を偽造した姉歯秀次元1級建築士について「問題が発覚するまで聞いたことがないし、会ったこともない」と述べ、偽装への関与を全面的に否定した。

この発言に対して総合経営研究所の指導を受けたホテルの被害者は怒っている。

耐震強度偽装問題で全国的に被害が拡大したのは、総合経営研究所の営業力があったからだろう。今日の証人喚問を聞く限り、内河健所長が木村建設を指導して、姉歯秀次・元1級建築士は指示に従わされたという関係に見える。